ものりりの日常ブログ

「ひっそりと物理や数学を解説する」で中学数学、高校の物理基礎・物理、高卒認定(数学・物理基礎)の解説や勉強法、科学などについて解説しています。 このブログでは日常の出来事や考えたこと、好きなこと、教育に関することを書いていきます。

部活動に対して思うこと

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この時期になると部活動をやっていた頃を思い出すのですが、最近は部活動における体罰や指導死の悲しいニュースや教員の負担についてのニュースを目や耳にする機会が増えたように感じます。

一方で夏に向けて大会などで盛り上がる一面もあります。

今回は、教育学部出身、小中学生へのサッカーのコーチ経験あり、部活動経験者であるぼくから見た部活動についての考えや思いを記事にしたいと思います。

自分の経験

まずはこれまでの自分の経験を先に述べておこうかと思います。
小・中・高と運動経験があり、地域のクラブチーム、学校での部活動で野球、サッカー、フットサルをしてきました。
大学に入る前にはサッカーのコーチを手伝ったことがあり、小・中学生を指導していました。
そして、大学では教育学部で教師になるべく学校教育について学びました。

なぜ、自分の経験を話したかというと指導を受ける立場、指導をする立場の両方を経験しているので、2つの視点から話をすることができると思ったからです。
また、教育学部で部活動の教育的立ち位置を知り得たことも部活動に対する視野を広めることに繋がりました。

部活動について

それでは、部活動の話に入っていきますが、まずは学校教育において部活動がどのような立ち位置にあるのかを確認していきます。

学校における部活動

まず、よく間違う人がいるのですが小学校のクラブ活動と中・高の部活動は別物なので注意して下さい。
おそらく、中・高でも何かしらの部活に入れと言われた人もいるので、やらなければならないものと認識してしまうことでクラブ活動と部活動を混同してしまっているのではないかと思います。

小学校のクラブ活動は特別活動というものに位置しており、教育課程に含まれる活動で簡単にいえば全員が行うものとなっています。
一方、中・高での部活動は課外活動というものに位置しています。
この課外活動ですが、正規の教育課程の活動であり全員が行うと規定されていません。
この違いはぜひ知っておいて下さい。

自分の部活動に対する考え・思い

それでは、自分の部活動に対する考えや思いについて述べていきます。
自分の考えや思いとしては、「現状、部活動は問題点を多く抱えすぎている」です。

では、なぜこのように考えるのかについてです。
問題点を挙げていくと

  • 教員の部活動の指導力について

  • 教員の待遇

  • 大会などの日程

  • 部活動の在り方

です。
それでは個々に説明していきます。

教員の部活動の指導力について

まずは教員の部活動の指導力についてです。
自分は教育学部に通っていましたが、部活動の指導に関する授業はありませんでした。
おそらく他の大学でもそうなのではないかと思います。
先程も述べましたが、部活動は教育課程外の活動であるので大学のカリキュラムに課外活動の指導に関する授業がないのも頷けます。

また、活動経験があっても指導する経験がある人は少ないのではないかと思います。
何年もやり続けている、大会で上位に入賞したなど実績や結果があったとしても指導力があるとは必ずしも言えないのではと感じます。
あくまで自分の活動実績であって指導実績ではないためです。
もちろん中には本を読んで勉強をしたり、何か講習を受けていたりしている先生方もいるかとは思いますが、多くの教員が自分の指導された経験を元に部活動での指導をすることになる事が考えられます。

そして、自分の経験のない部活を任されることもあります。
自分の周りの人の話やSNSでの投稿を見ていても、自分の経験のない部活動を任されたという話はよく耳にします。
どのように指導をしたらよいかわからず、精神論的な指導になってしまうように感じます。

最近は指導員が派遣されている学校もあると聞くのですが、やはりきちんとしたライセンスを持った人が指導するのが1番良いと感じます。
以前小・中学生にサッカーを指導した時にB級のライセンスを持っている方の指導を見る機会がありました。
精神的な部分はもちろん、技術面もわかりやすい指導をされていました。
教え方も大変うまく、自分もこんな指導を受けたかったなと感じました。

部活動に関する様々な問題を聞くと、やはり教員は部活動の指導者としては未熟と感じます。
きちんとしたライセンを取得して、正しい指導ができることが必要なのではと考えます。

教員の待遇

教員の待遇も悪いとよく聞きます。
土日が潰れたとしてもわずかな手当が出るだけだそうです。
中には部活動がやりたい教員もいればそうでない教員もいます。
やりたくない教員からしてみれば貴重な時間を部活動に奪われているのにも関わらず大した報酬も得られなければ精神的な負担も大きくなるでしょう。

大会などの日程

大会などの日程にも疑問を感じます。
平日に大会が組まれることがあるのですが、それによって授業時間が削られてしまいます。
それによって、先生方は遅れを取り戻すために授業を組み立て直したりする必要がでてきます。
もしかしたら、そのせいで雑に扱われている単元もあるかもしれません。

最初にも述べましたが、部活動は正規の課程に含まれていません。
そのような活動が授業時間を削るのはどうなのか疑問を持ちざるを得ません。

部活動の在り方

問題点の最後として部活動の在り方についてです。
部活動とは何のためにやるのでしょうか?

ぼくは勝利至上主義に目的が傾いているように感じます。
ぼくの中学の頃の部活動の目標は「◯◯大会出場」などでした。
このような大きな大会への進出や優勝を目標としている部活動が多いかと思います。

たしかに、このような目標を設定することは悪いとは思いませんが、その結果部活動の目的が勝利するために努力することになっているのではと感じます。
勉強の息抜きや楽しむため、興味関心を高めるためではだめなんでしょうか?

終わりに

最後に「部活動から学べることもたくさんある」という意見をよく聞きます。
本当にそれは部活動からしか学べないのでしょうか?

長く続いてあることが当たり前のようになっているものだからこそ、今一度考え直す必要があるのではないでしょうか?

部活動の取り組みについて様々な改善策も目にしたり、ガイドラインが出されたりと動きがあります。
今の所自分は考えを発信することしかできませんが、今後どのように変わっていくのか注目していきたいと思います。